あさこの世話する朝顔を深夜に見に来た将司。背後から凶器を突きつける怪しげな男と遭遇。男はあさこの事を将司に尋ねていく。
『そのあさねぇが部屋にいないみたいでさ…どこに行ったか分かるかな?』
あさこが民宿を出ていった事に泣き出す将司。凶器を持った男はバッグからロープを取り出して泣いている将司を縛り付けようとしていく。
『やめときな…それ以上はブタ箱行きだよ』
『やっぱり…あんたの仕業だったんだ』
凶器を持った男は将司を人質にしてあさこに問いかけていく。店で待っていたのに居なくなる君が悪いと言葉に伝える男。まったく引き下がらない男。
『おじさん…もしかして、あさねぇのことが好きなの?』
男の言動から思った事を口に出していく将司。同時に男から頭を叩かれたのか…意識が遠のいていく。
目が覚めると病院のベッドの上。
将司は頭部打撲で気絶をしていた。起き上がると同時にあさこの事を心配する将司。姉のさやかが事情を説明していく。あさこは警察で事情聴取。
民宿の落書きはあさこに付き纏っていたストーカー男が犯人であった事が明かされる。病院には両親がお迎え。同時にあさこが民宿にも帰ってくる。
両親より先にあさこに飛びついていく将司。
素朴な疑問をあさこにぶつけていく将司。何故、好きな人に酷い事をするのか…子供の将司にはまだ理解できなかった。
『…ね…あたしよりずっと大人なのにね…大人ってなんだろうね…あたしも分かんないや』
両親とあさこが大人の会話をする中、眠りについていく将司。そして翌日、将司の住む港町では昨日の騒動が既に噂になっていた。犯人も特定されており、三田家の旦那であった。
ラジオ体操から帰ってくると朝顔に水を浴びせていたあさこ。将司と遊ぶ約束をこなしていく。坂をご座で滑ったり、虫取りをしたり…駄菓子屋に買い物へ行ったり…。
夏を満喫する二人。
汗の滴るあさこに見惚れていく将司。
『あさねぇ…今…何を考えてるの?』
あさこはチャリで通える新しい居酒屋探しを考えていた。自分も大人だったら…と悔しさを滲ませていく将司。
『じゃあ、がんばって履歴書埋めなきゃね』
掴めそうな掴めないあさこといった存在。加速的に魅了されていく将司。一方、意味深な言葉を呟くあさこ。
『…もうやめなきゃ…こんな純粋な子供を騙して…あたし…』
場面転換。
現在、34歳の将司のシーンへ。帰省して実家で寝てしまった将司。姉の娘である愛依に叩き起こされる。父親も帰ってきて挨拶する将司。町並みも変わっているから歩いてみろ…と背中を押されて育った町を歩いていく。
海岸沿いを歩きつつ、見晴らしの良い場所で一服する将司。実家へ戻ろうとする中、タバコを蒸すあさこを思わせる女性と遭遇していく将司。
『将司…くん?』
再び過去を思い返していく将司。あさこに対してひどく失望、落胆した時の事を思い出していく。
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