冒頭、あさこを追いかける将司。
『見つけたよ、とうめいビービー弾。キレイだからあさねぇにあげる!』
『えらいね将司、イイ子…じゃあ約束通りキミを大人にしてあげる…』
場面転換。
成人になっている将司。場所は令和元年の8月の東京駅であった。新幹線に乗って帰る事を母親に連絡する将司。
将司は電車に揺られながら少年時代の思い出を蘇らせていく。
将司の回顧は平成8年の夏まで遡っていく。
主人公である青島将司は小学5年生。
彼は皆よりチビで勉強や運動も苦手だった為、いじめられていた。趣味はBB弾集めである。
将司には姉、さやかがいる。
彼女は芸能界を夢見るす少女で将来について父親が対立。将司も口には出さないが早く港町から出て都会に行きたいと心の中で思っていた。
そんな夜。
タバコの煙が将司の部屋に入ってくる。ベランダを覗くとそこには見たこともない大人の女性・あさこが一人ベランダでタバコを吹かしていたのだ。
あさこが大人で魅力的に見えた将司。この日は脳裏にあさこの姿が離れず興奮してお風呂でのぼせていく(笑)
翌朝、玄関であさこと遭遇する将司。
『民宿の子?小学生かぁ、行ってらっしゃい』
学校でもあさこの事が脳裏から離れずボーッとする将司。放課後になるといじめっ子達から遊びの一環で防波堤から海に落とされてしまう将司。
将司は泳げなかった。
いじめっ子達も将司が上がってこないので焦る。親を呼んでこようとした時、海に飛び込む女性が一人。あさこだ。
あさこに救出されて事なきを得た将司。
夢にまであさこが出てくるようになる(笑)そして翌朝。あさこにお礼をすると共に素朴な疑問を問いかける将司。
『おねぇさんは…アジか…人魚なんですか?』
あさこに大笑いされると同時におでこに息を吹きかけられる将司。あさこの刺激的な対応に硬直。
翌日、いじめっ子達からあさこの裸写真を撮ってこいと指示されていく将司。断る事ができなかった彼は夜、あさこの入る風呂場に出向いて写真を撮ろうとしていく。
同時に風呂から出てくるあさこ。
鉢合わせの状態になってしまう。ビクビクして謝る将司。事情を察知したあさこ。
『そのカメラ…もしかして、あの子たちにやれって言われたの?』
頷く将司。
そしてあさこは将司と一緒にお風呂に入る事へ。女性を意識するお年頃である将司。あさことのお風呂を恥ずかしがっていく。逆にあさこは将司を子供扱い。
最終的に興奮した将司はお風呂でのぼせて、あさこの介抱を受けることへ。
あさこの部屋にて目覚める将司。
ここで履歴書を発見する。
『こんな紙切れ1枚…クソ真面目に埋めたところであたしの何がわかんだろうね』
将司に将来の夢を問うあさこ。
将司は大人になって早くこの町を出たいと伝えていく。
『ねぇ…あたしの履歴書キミが埋めてよ』
あさこは将司に自分が民宿にいる間、隅々まで調べて履歴書として全部書いて欲しいと提案。そしてゲーム形式にしていく。将司の大切なBB弾をくれる度、引き換えにどんな質問にも答えるとあさこ。
『もしキミがあたしを知り尽くして…空っぽの履歴書を埋めてくれたら…その時はあたしがキミを大人にしてあげる』
『特別にひとつ教えてあげる…あたしの名前はあさこっていうの』
ここで第1話は終了。
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