笑顔でご飯を食べるさやか。
両親と話して東京の高校へ行く許可を貰えたさやか。ご機嫌であった。母親からあさこが味方をしてくれたと聞かされるさやか。
さやかはあさこを見つけてお礼を述べていく。その様子を離れてみていた将司。
皆があさねぇを好きになっていくと感じながら、もし自分があさこに嫌われたら死んでしまうと思っていく。
あそこを見つめていると突然、彼女がTシャツを脱いで水着姿になっていく。あさこの姿を見ていると股間がズキンズキンと膨張していく様を感じる将司であった。
『なんなんだろうコレ…!?』
さやかが急いで来て、ぶつかる。倒れてしまう将司。彼の股間を見ると膨らんでいたので驚くさやか。あさこも近づいてくる。さらに膨張していく将司の股間。
『ああ…そういうことか…大丈夫、男の子なら普通のことなんだよ』
将司も海で遊ぶ事を誘われて上機嫌へ。股間もだいぶ落ち着きを取り戻していく。
将司、さやか、あさこで遊んでいる姿を遠目で見て怒り心頭だったのはミキであった。
自分の思い通りにいかず、怒りを露わにするミキ。
そんな彼女に気付くさやか。
将司に一緒に遊ぶように伝えるが意地悪っ子であるミキの事が好きではない将司。さやかのお願いを断っていく。
『キミはそのまま真っ直ぐ大人になってね…』
将司を見て呟くあさこ。
その夜、あさこも交えて晩ごはん。わいわいとした雰囲気で夕食を食べるなら来客が訪れる。優花子とミキであった。
直ぐに将司の友達だと判断した母親。将司を呼び出す。そして将司の姿を捉えると同時にミキが爆弾発言していく。
『ねー青島くん、万引した物、お店に返しなよー』
瞬時に顔が青ざめて体が震えていく将司。
奥からさやか、父親、あさこも顔を出してくる。心臓がバクバクしながら口を紡ぐ将司。本当の事を伝えてしまうと優花子が「あのお母さんに…」と思って真実を伝えられない将司。
そして彼は優花子を庇う発言をしていく。
これであさこにも嫌われたと思う将司。しかし、間髪入れずに優花子が切り出す。
『嘘です!漫画は私が万引きしました。それを将司くんに一時的に預けてました』
真実を伝える優花子。
将司に責任を押し付ければ良いと伝えてくミキ。大人は自分の言う事を信じると思っているミキ。
しかし、誰もミキに賛同しなかった。
『あ゛ぁあ…あ~あ゛~~~死のっかなぁ~』
暴走するミキ。
崖の柵ににもたれかかって飛び降りる事を仄めかしていく。あさこは焦る…そこは老朽化して体重をかけると破損する恐れがあったのだ。
『そこ…危ない…』
後日、崖から落ちたミキのお見舞いへ向かう、将司、さやか、あさこの3人。辿り着いたのは町にある唯一の病院・内藤診療所。ミキは右足を骨折していた。
初めて面と向かって会話するさやか。取り敢えず怪我が足の骨折だけで済んだのは不幸中の幸いであると伝えていく。
『骨折だけだぁ…十分いってぇんだよブスが!』
さやかに悪態をつくミキ。一瞬にして冷めるさやか。顔が良くても性格が最悪のミキに愛想を尽かして一人で帰っていく。
そのままだと人が離れていく一方だとミキに伝えるあさこ。
病室に先生が訪れる。
以前に将司が連れてきた犬の飼い主が見つかってお礼の手紙と写真が届いていると伝える。写真も見て元気そうな犬を見て喜ぶ将司。
病院の別室は写真だらけ。
先生の趣味であった。その中で大学時代の撮ったと言う写真を見て硬直するあさこ。驚いたような表情で呆然とする。
場面は変わる。
大人の将司は優花子に連絡。履歴書に貼るあさこの写真が欲しいと伝えていく。
民宿にも写真は残っておらず、あさこが何も痕跡を残したくなかったかのように感じていた将司。当時の事を思い出す優花子。インスタントカメラであさこを撮っていたミキなら写真を持っている可能性がある事を伝えていく。
ここで第12話は終了。
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