地元のイネ書店で履歴書を購入する大人の将司。子供の頃によく通っていた駄菓子屋が潰れてしまった事をイネ書店の店主から聞かされる。
実家に戻り、過去のお客さんリストを調べる将司。するとすぐにあさこの個人情報を発見。彼女の本名は陽川朝子。住所は東京都になっていた。それを見ながら少しずつ、履歴書を埋めていく将司。
場面は過去に遡っていく。
優花子と遊びに出掛ける将司。するとミキが現れる。彼女はあさこが泣いている写真を片手に見せびらかしていく。自分を無視し続けるようなら写真を色々な人に見せて回ると語るミキ。
『やめなよミキちゃ…筧さん。私、筧さんのそういうとこすごい嫌でずっと我慢してた、だから友達やめるね』
ストレートに伝えていく優花子。
そんな事を言われたら、何も言い返せないミキであった。
駄菓子屋に到着してお菓子を選んでいると、続いて同級生の問題児達が現れる。優花子と遊ぶ将司をからかうイジメっ子達。
そんな彼らにも辛辣な言葉を投げかけて黙らせていく優花子であった。
あさこと出会った事で強くなった優花子。将司と優花子の会話の話題はもっぱらあさこであった。
遊び終わって夕方。
自宅に帰るとおばあちゃんが訪れていた。もうじき祭りだから浴衣を持ってきてくれていた。
そんな中、あさこが現れる。
だいぶ調子も良くなった模様。おばあちゃんはあさこに浴衣を着てみないかと提案。将司も背中を押していく。そして半ば強引にあさこを連れて浴衣を着させていくおばあちゃん。
『はい出来た!あたしの見立ての通り!』
自分が本当に浴衣を着ていていいのか尋ねるあさこ。おばあちゃんは浴衣も着てもらった方が幸せだと伝えていく。
浴衣を着て祭りに行ってみたいと呟くあさこ。すると将司も浴衣を着て一緒に祭りに行くと言い出していく。
将司も浴衣に着替えると同時に父親が帰宅。花火を買ってきていた。
海岸で花火を嗜む一同。
さやかだけは崖上から様子を見ていた。父親が誘うが無視して部屋に戻っていく。
『思春期に親に言われた言葉って大人になってもずっと残りませんか?』
あさこは将司の両親にしっかりとさやかと話し合って向き合う事が大切だと伝えていく。彼女からの言葉を聞いて将司の両親はしっかりさやかと向き合う決意を固めていく。
一方、海岸に残った将司とあさこ。
恥ずかしながらあさこに浴衣が姿が綺麗だと伝えていく将司。
『ありがと、将司もカッコイイよ』
その様子を見ていたおばあちゃん。
将司があさこに恋している事に気づいていてく。将司の母も気づくが心配な様子は何もなかった。
『子供の大人への恋愛感情なんて大抵はただの憧れなんだから』
場面転換。
大人の将司。あさねぇは本当に死んでしまったのか…履歴書を見ながら涙を流す将司。11話は終了。
Check!
漫画「あさこ」ネタバレ関連一覧
あさこ【1話~5話ネタバレ詳細】